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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[96] アメとムチ
詩人:どるとる [投票][編集]


どうしようもないせつなさは誰がぬぐってくれる?
孤独な今に救いを求めたら天使が舞い降りるとでもいうのかい?
際限なく生まれる悲しみをくたばるまで相手してなくちゃならないのに
僕は何を笑ってるんだろう
たったひとつの喜びになに、気をゆるしてるんだろう

アメに降られ
心まで水浸し
ムチで叩かれ
肉眼では見えない傷が所狭し

着の身着のまま
僕は走った
標識だらけの
ルールの王国を
ただ縛られるまま
言われるがまま
正しいと思い込んで

そこに 今 見えている光は信じても問題ないですか?
誰かおこたえください

アメに濡れて
アメの甘さについ気をゆるめ
その隙を取られ
ムチがとんできて
僕はまた傷だらけ
憎しみが増すだけ
それでも誰を憎んだってしかたないそのしかたなさに果てはないこと
誰よりも知る僕はただただとほうに暮れるばっかで
アメの冷たさに耐え
ムチの痛さにも耐え
ただ甘いアメをせがむときだけ世の中に尻尾振ったりして
本当、自分でも自分のプライドの薄さに
呆れる始末

僕の価値は一体?
今はどんなに単位を下げても値段のつけようもないくらい
自分の価値の低さに気づいて溜め息を煙らせるだけ

アメに濡れても
ムチで打たれても
もうむなしいだけ
ただ悲しいだけ
何の感想も無い
もう飽きてしまって
繰り返しすぎて
何のこともない

それでもアメは降り続きムチは振り回され続ける
僕をただ目覚めさせる為だけに
それでもまだ目覚めない僕にまたアメとムチが繰り返し繰り返し

僕はいつになったら
僕はいつになったら
誰かがいうような
利口な人間になれる?
最近は専らそんなことばっか言ってる

意味ももはや成しそうもないアメとムチの日々のなか。

2009/09/08 (Tue)

[95] ぼくらの空
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あなたにもあの空が見えているなら
それは僕にも見えているからね
ひとつの空の下で僕たちの心もひとつにつながってる証になるんだよ
空がひとつのように
心もひとつなんだよ
見えない気持ちと気持ちがおなじかぎり二人の空は無くならずにどこまでも果てしないから
途切れることなくつながってる
空の青さが
空の果てしなさが
誰から見ても
変わらないように
僕らの気持ちや
僕らの思いも
いつまでも
いつまででも
変わらないのさ

あなたと僕が見ている空がずっとおなじ空でありつづける限りずっと僕らの空は僕らの空のまま
見上げた瞳の中でおなじ色のままおなじ大きさで広がっている

それが二人の空
つまりぼくらの空。

2009/09/08 (Tue)

[94] 笑う太陽
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久しぶりに笑った気がするなあ
僕の笑顔はすっかり錆びついて
こんなに頑張ってもなんだか笑ってる気がしない
でも笑ったことにはかわりないから別に誰にもわるいとは思わない

空がいつもよりも低く感じるのは
少し希望芽吹いたからかな
なんてことを言いながら歩道を歩き暮れなずむ空を見ていた

夢の中じゃ僕を悲しませるものなんて何もないから安心して眠りなさい
そんな優しい言葉かけて眠ろうとしたけれど

星空が見えている
それでも綺麗だけだとは思えない景色
悲しみが 苦しみが
いつでも僕の中には言い訳と文句と卑屈があふれてる

そんな僕でさえも
太陽は あの太陽は
笑ってるみたいに
照らしてくれる

目覚めの陽の光
カーテンを巻き上げて
注いでくれる

明日もまた泣いちまうかもしれないけれど生きていこう
そう思える
小さいけれど僕には大切な大切な生きがいが見えている 今は

ありがとう
感謝の津波が
胸の奥から
押し寄せている
そんな状況下
僕はひとり
立っている
ただまばゆく光る
太陽の真下で
太陽と笑いあいながら
常識の捕虜だとは思わない もう
そんな悲しいことかき消す輝き 見つけたから

笑う太陽
あいつが教えてくれた
青空いっぱいに陽を注ぐあいつが。

2009/09/08 (Tue)

[91] 脳天気ボーイ上天気ガール
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脳天気ボーイ
な僕と
上天気ガール
な君で

幸せ
二人は

いつまでも
どこまでも
二人は。

2009/09/05 (Sat)

[90] ミスターナマケモノ
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僕は何もやる気ない
笑う気力も失せた
ナミダを流すなんてことさえ面倒だ
我はミスターナマケモノ
態度だけでかくて無気力な僕はナマケモノピッタシだろう
その鋭い爪は無意味になってしまう
その足はこの脳みそは何のためにあるのかもわからなくなるよ

それでもそんな僕にもいいとこは確かにあってさ
例えればつぶらな瞳なんか自分でも一番お気に入りさ

まあ何にしても
進めや進め
ナマケモノよ
密林みたいな
世の中を
どうにかこうにか
乗り越えて
その優しい
瞳でいざ行け
行けよ行け
ナマケモノよ
ただ単に
怠け者で終わるな
怠け者でも
人間的に
暖かい人なら
それは
どんなに
頭のいいやつより
素晴らしいから

ミスターナマケモノよ
自信を持てよ
愛を育てよ
それだけでいいからね。

2009/09/05 (Sat)

[88] ついてないデイズ
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ついてないな ほんと
ついてないよ いつも
そんなことを口に出しただけでもうほら気持ちから沈むでしょ
だからね

こんな何気ないありふれた1日のなかにあるはずの小さな喜びに気づいてさ ひとりでもいいから笑ってみようじゃないか
それをどれだけ大切にできるかで気持ちは変わってくるんだ

たしかにねついてない日もある
だけれどそんな日ばかりじゃないはずだ

もっと周り見回してごらん

小さな小石につまずいただけですぐに泣きたくなるほど心がちびっちゃくても
ほら百円見つけた
そんな小さくて些細な出来事が奇跡にも見えたなら

頑張って頑張って
なんて平気で馴れ馴れしく肩を叩く人の群れをくぐり抜けて
形だけの笑顔ですまそうとする奴らを押しのけて僕はこの不安の坩堝から脱出するんだ

ついてないデイズ
それもまた人生の形
笑えない日もあるんだ
認めたくないけど仕方ないさそれより明日笑えたらいいよねなんて思う今日が幸せなら最高だよ

太陽は何度でも昇るし明けない夜はないから特別な悲しみなんかありはしないのさ
だから進め
泣きながらでもいい
急ぐことはない
頑張れなくてもやれるだけできるだけ最善よりも最大よりもそれよりも自分がもつ力のなかでできる半分の力で笑いあとは泣いていればいいんだ
泣きたければ泣いて
笑いたければ笑って
無理はしないでさ
ついてない
ついてない
なんていうよりも
明日はついてる
なんて適当に決めつけてしまえ
今日 人生が暗闇に包まれないように
みなぎる若さと有り余るほどの好奇心で地に足を着け歩いていこう

たまには空を 太陽の顔色をおがもう
冷やかしみたいに世界をあざ笑おう
そんな生き方もあるはずだからね
自らの行き先をどこまでも密林にしないでさ 余計な雑草はかき消して この世界の光 見えるようにしよう。

2009/09/04 (Fri)

[87] 笑えない涙
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悲しい出来事に出逢ったとき容易く泣いてしまう
そんな僕でも一応人目は気にするのさ
公の場所では泣きたくても泣けない

それでも胸を焼く気持ちはいまだ片づいてなんかないのさ
あふれる頬を流れる涙
迷っているように行き場もなく出番の時だけ流れる涙
いつか死ねたら流さなくていい涙
でも笑えなくなるね

喜びの数だけ笑いたいのに悲しみの数だけ泣きたくなんかないんだ
本当は

でも悲しみに出くわせば泣いてる
涙抑えきれずにまた頬流れる涙が笑いたい自分を遠ざける

涙の一粒がポチャンと地面に落ちる音が聞こえたら僕はまたひとつ悲しみに耐えうる力を得るんだ
でもなんかもどかしい力だから耐えている自分が悲しいんだ

でも流したい
悲しいときには是非とも

そんな不思議な涙の魔力に僕は今日も泣かずには居られない
とてもとても悲しくて偽って気持ち隠し笑うことより泣かないことのほうが難しくてやっぱり泣いちまうのさ

涙が気持ちより先にあふれてしまうから
笑えない涙が僕の世界を悲しみ一色に染めるから。

2009/09/02 (Wed)

[85] イマ
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今は明日をつくるため必要な1日
瞬間は次の瞬間を生むために必要な時間

無意味なはずはない
すべてに意味がある
1秒さえもある意味が
1秒がなかったら次の1秒の自分はいないんだから次の1秒がある意味が前の1秒の自分だから
1秒後の自分には1秒前の自分が必要なんだ

長い時間にして考えたら意味がなくても先を見れば意味がある

そのための今だ
いつでも
目先に惑うな。

2009/09/01 (Tue)

[82] 今日も僕達は
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今日も僕達はフラフラ 眩暈がするような1日をなんとかかんとか暮らしてる
笑うどころか泣くこともない太陽を後目に雲は時々涙をこらえきれず大量の雨粒を下界へ吐き出す

明日の地図を頭に描き損ねて宛もなくたださまよう迷子の1日にも光は見えないだけでここにある
すぐそこにある
どんなことも骨折り損にはならないさ
ゆえに失敗も後悔も過ちさえもそれぞれに意味がある
偉大なる理由があるのさ

だから進め
恐れず進め
立ちはだかる壁をもものともせずに
雨の中 風の中
立ち止まるときも生きる気力を捨ててしまわないで自分よ
いつもいつも懐に財布よりずっと大切にしまえ

予測にもないような突然の訃報に涙を見せないように頑張るよりも自分の今をちゃんと見極めちゃんと地面に足が着いてるかたしかめることを最優先に迷える時を行け

今日も僕達は具合悪くなるくらい迷い悩み苦しんでるから
忙しくないわけがないさ
眠ってたって頭の中ではいろんな回路が動きまくってるんだ
少しはそんなことを踏まえろ 踏まえたうえで扱いを考えろ
世の中よ 人使い荒すぎるぞ

今日も僕達は
明日もおそらく
何かが忙しくて
何かが大変で
何かが悲しくて
何かが嬉しくて
だからだから
生きてるし
時々は
天に召されたくもなるんだ

無理もないさ
だから
それを
変だとか言ってくれるな
それを
むやみやたらに常識で撃ち落とすな

よーく聞こえる耳があるなら聞き流さず聞いてくれ 世の中
僕達は叫ぶから
うるさいくらいに
それぞれの願いや思いをウタにして

ゆえに詩人はひとり今日も言葉のプールのなかでただ上手に容易く溺れるのだ。

2009/09/01 (Tue)

[78] 現存地
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現在地指し示すカーナビのように
自分の存在を文句も言わず認めてくれる人に会いたいよ
そんな人とだけ生きていきたい
だけれど今いる現在地見渡してもつり上がった目をした奴らが目立つぜ

だけれど僕はたしかに間違いなくここにいて生きている
現在地に現存している
大地を踏みしめ影を落とし息をしてる

それだけでちょっとだけ幸せな心地
ハッピーな風が胸を吹き抜けてゆく

僕が僕自身を認めることで誰かのトゲトゲした言葉を叩き落とす
そんな力がみなぎる
今日こそはまた新しい自分の誕生日

ここは存在が許されたもののみが集う場所
流す涙 浮かべる笑顔 すべては存在するもののみの証
現在地ならぬ現存地なのである。

2009/08/30 (Sun)
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