詩人:どるとる | [投票][編集] |
答え合わせに疲れはてたから
はじめて理由もなく 笑ってみた
引き算ばかりの 毎日だ
悩みや ストレスは増えていくけど
吐き出した 煙草のケムリが 向かう明日を僕は知らない
ただじっと 眺めてた川の向こうの夜を
静かに灯る街の明かりが揺れていた
幸せなんて見えないけど 幸せなんてものがあるとしたら
あんな風な温かな光なんだろうなって 思った
ソファーに倒れ込んだ真夜中
苦労は買ってでもしろと親は言う
でも楽がしたい 欲には勝てず
何度でも スタートに引き戻されてく
これが人生ゲームなら 上がるのなんて 楽勝なのに
死にたいと思った今日の僕を後悔させる
明日が来ることをどこかで信じながら
幸せなんて見えないものをいつも探しながら迷って
次はきっと大丈夫と自分を慰め励ます日々
眠れない夜を 指折り数えた
昨日は 過ぎて
夜は明けてため息もいくらか少なくなった
諦めという言葉を 知ったから
ただじっと 眺めてた川の向こうの夜を
静かに灯る街の明かりが揺れていた
幸せなんて見えないけど 幸せなんてものがあるとしたら
あんな風な温かな光なんだろうなって 思った。
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夜明けの空が 白んで もうじき
目を覚ます君を 先に起きて待ってる
カーテンを静かに開いて 陽射しを浴びて
今日はじめてのおはようをまた
昨日と同じように 繰り返す
ただ過ぎてくだけの毎日の中で思った
気づかずもらってばかりいる愛を僕は返せるかな
もう返しきれないほど積み重なってしまった
君がくれた時間は 僕にとって
得難い 宝物だよ
生まれてはじめて 君が僕を 叱った理由は
僕が簡単に死にたいって言ったから
どんな理由があっても そんなことは言ってはいけない
君が教えてくれたことが
今の僕を生かしている
君を愛するという 生きる理由をくれた
君を 愛するために今日も 生きている
君は僕にとっての道しるべ
見失うことのないようにつなぐ手を かた結び
空に太陽が必要なように僕には君が必要だ
似合わない言葉だ
畑に雨が 降るように僕には悲しみも必要だ
だからそばにいてくだいと 願う日々
屋上の給水塔 錆び付いたように
赤い空を 見上げながら
待ち望んだ 未来は今と繋がるかな
君が くれた 言葉の一つ一つが
水のようにこの体に染み渡り
それは僕の 欠片になってく
突き刺さることもある
でもその痛みが教えてくれる
痛みの中にある 優しさが見えたら
はじめて人を愛することの意味を知る
振り返る道の先に 咲いた花火
丘の上から 見たあの夜に
浴衣姿の 君が 涙でぼやけたのは
きっと幸せ過ぎたんだろう
僕はこの上ない幸せに包まれてる
今はこんな気持ちが せいぜい
いつか伝えられるかなこの気持ちを
ありがとうや愛してるを越えて 君の心を揺らせるかな
そんなことの繰り返しが少しでも愛を返したことになるのかな だったらいいな。
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窓の外を過ぎてく景色がモザイク模様
そのまま僕もろとも星になっちまえ
夜行電車は 闇に浮かんだ銀河鉄道
レールも見えないくらい真っ暗だ
この寂しさをふるえるほどの孤独さえも
分け与えてしまえるなら 苦労はないよ
でも人の痛みは伝わらないものだから
言葉にするだけ無駄なんだよ。
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白一色に染まった画用紙みたいな世界の中に
落ちた 赤が世界を 染めてゆく
ページをめくる風
窓を開けるように
新しい道を刻んだ
うまれてはじめてのことばかりだなあ
君がはじめて笑った日
僕もはじめて笑った気がした
君がはじめて泣いた日に
僕もはじめて泣いた気がした
君がくれたこのはじめてを
一つ一つ忘れないように生きることが
僕のこれからの人生の課題になりました
ありがとう 愛してる
こんなありふれた言葉しか 浮かばないや
だってこの気持ちは言葉なんかにはできない
だからいつまでも
この気持ちには
涙や笑顔でこたえていこう
愛には愛でこたえていこう。
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陽射しが 闇を射抜くように
放った サーチライト 夜明けに少しだけ光って 跡形もなく消えた
落ちる太陽の影
金色のジュースが 空を朝焼けに染めた
何かたくらんでる顔で さっきからよからぬことをしでかそうとしてる
笑った顔も 泣いた顔も ショボくれた顔も
全部まとめて僕のものだって 言ったそばから
僕の 手を振り払い 君は逃げてく 君の影を 追いかけても
尻尾さえ捕まえられない
君は僕の心だけ 奪ったまま 僕をやきもきさせてる
小さな地震が この頃 最近頻繁に 続いて 今に でかいのが来るんじゃないのか そんな話題で持ちきり
腰痛と 肩こり
悩みの種といえば それくらい 僕は平和だなあ
手のひらを 翼に見立てて 飛び立つ鳥のポーズで スタートしようとしてる
カーブを緩やかに曲がる軌道を描いて
きれいな虹の曲線 思い描いて
今が 分岐点だって気づいたから
折り返し地点で ちょっとだけ
過ぎ去った 昔を思い出してみたら 案外僕も 笑ってたなあ
許せないことも いつか
どうでも良くなって 柔軟な心を 手にいれて
少しずつ大人になってく
そんな僕を 君が見たらどう言うかなあ
ただ青く澄みきった空に 君の顔を
久しぶりに浮かべてみる
もう一度 誰かを愛したい気持ちになったよ
笑った顔も 泣いた顔も ショボくれた顔も
全部まとめて僕のものだって 言ったそばから
僕の 手を振り払い 君は逃げてく 君の影を 追いかけても
尻尾さえ捕まえられない
君は僕の心だけ 奪ったまま 僕をやきもきさせてる
今は随分疎遠になって しまった
元気かい?たまには手紙でも書くよ
実は最近家族が一人増えたんだ。
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待ちくたびれた猫の尻尾が 指し示す明日には
宝石みたいな光の雨が降るだろう
さあ ここでずっと未来と待ち合わせだ
空の遠くから落ちてきた雨を大きな傘で受け止めて
悲しみなんか僕の手のひらで
魔法のように 消してあげるから
どしゃ降りも 気持ちいいよ
濡れてみよう心も体も全部
もう一度、まっさらな気持ちで世界に笑えるように
雨に歌えば 昨日より少しだけ 空が笑ってるように見えるよ
夢から覚めて 二、三秒 まだぼんやりしてる
微睡みを拭って 明日が見えた
さあ 空を泳ぐ魚を捕まえよう 夢の中で
鉛筆握りしめて絵に描いた 世界の想像図も嘘じゃない
イメージを総動員してこの世界に 生きる僕らを楽しませて
雨に濡れない なんてもったいない
屋根から飛び出して傘を放り投げて
雨の降るその意味を かすかなささやきに意識を集めて
雨に歌えば 嫌いだった世界が 少しだけ 好きになってる
なんとなく 雨の中
立ち尽くして
涙を雨に紛らせた
あの日の夜
心は 雨に負けないくらいきれいだった
空の遠くから落ちてきた雨を大きな傘で受け止めろ
悲しみなんか僕の手のひらで
魔法のように 消してあげるから
どしゃ降りも 気持ちいいよ
濡れてみよう心も体も全部
もう一度、まっさらな気持ちで世界に笑えるように
雨に歌えば 昨日より少しだけ 空が笑ってるように見えるよ
雨が陽射しのようにあたたかいよ。
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笑った顔 泣いた顔 むくれた顔
思い浮かべれば数えきれない思い出が
星のように僕の空に輝いてる
その一つ一つが違う光りかたをしてる
些細なことで すれ違ってまた仲直り
離れたぶんだけできてしまった隙間がぎゅっと 縮んだ
その時の笑顔は 僕の空っぽになった心に幸せを注いでくれる
ただ 笑って泣いて 1日が過ぎてく
そんな毎日を 過ごして行けるなら
幸せなんて簡単に見つかる気がするよ
まぶたの裏に刻まれた思い出が
いつの日か 僕のかけがえのない宝物になる
今はまだ 出会って間もない幸せ
後味まで 飽きさせない その味を
奥歯でかみしめて 思う存分味わおう
365日のどの日も 君を忘れたことはない
僕の毎日には 君が必ずいるんだ
くだらないことで意地の張り合い
馬鹿馬鹿しくなって やめたよ でも先に謝るのはいつも 君だった
意固地になったらとことん 僕は君より頑固らしいね
次の誕生日には どんなに忙しくても
時間をつくって君と過ごすんだ
約束したよ 誰にも邪魔はできないよ
歳を重ね 二人の手にシワが刻まれても
今日と何ら変わらない気持ちで
愛してるなんて 言葉を恥じらうことなく言おうね
そして少しずつ砂時計は 落ちて 流れて
十分の一を切って
もう若いなんて 言えなくなって
それでもまだまだ 僕らは 若いつもりで
昨日より笑ってる
歳をとることの悲しみなんて考えても仕方ないから見えないふりだ
ただ 笑って泣いて 1日が過ぎてく
そんな毎日を 過ごして行けるなら
幸せなんて簡単に見つかる気がするよ
まぶたの裏に刻まれた思い出が
いつの日か 僕のかけがえのない宝物になる
今はまだ 出会って間もない幸せ
明日には 今日より
十年後 数十年後には
もっと かけがえのない幸せ。
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笑った顔も 泣いた顔もあの日の喧嘩も
数えきれない思い出が影のように心の足元にあって 根っこのように支えてる
ベランダ 干した洗濯物が風に揺れて
陽射しが飴色に染まった昼下がり
幸せだと思える瞬間は以外にも
何でもない場面だよ
たとえば こんな落ち着いた時間の片隅にひっそりと咲いてる
カレンダーの中にある 365日もの
日付の中に どんなに
特別な日があっても
いつも今日ほど 素敵な日はないから
過ぎ去った日々は なるべく
思い出さないようにするんだ
思い出はきれいで帰りたくなるから
前を向いて 生きて行く
僕らは 未来に向かって 走るだけだ
笑っても泣いてもこれが最初で最後
明日はどんなことがあるのかなあ
今はそれだけが楽しみで仕方ない。
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いつか 誰かが歩いた 道を僕も歩いてる
雲の残した足跡を 追いかける
宛のない旅の始まりはいつもこんな雨
出会いと別れの 入り交じった物語
色とりどりの光で 目が眩みそう
手にした地図には 書いてない明日への行き方
本のページをめくるように
移り変わる景色を飛ばして
終わりのない空の下を
走ってくバイク 風を切って
ほんの数秒の 星のまたたき
まばたきの間の一瞬の光
ただ過ぎてくだけの毎日も
視点を変えれば さほど幸せと相違ない
旅に出るなら 何を持って行こうかな
大好きなCDとふるさとの風を
道連れにして 何処までも行こう
僕も旅人になるなら孤独を 知らなくちゃ
冷たい風に 吹かれても強かに立って
北風と太陽の 努力むなしく僕は 旅をやめないよ
僕のこのただの一歩が 明日には
きっと何かしらの意味を持つって
思うからね花が種を宿すように
命終わるその時には最後の花を咲かす
影を明日に大きく 伸ばして
背伸びをした 僕の命が空に届いたら
夜空の星のひとつを盗んで
君にあげよう 命が未来に繋がるように
星の種が 芽を出したら 僕は笑うよ
「生まれてきてくれてどうもありがとう」
なんて 照れくさそうに言いながら
待ち焦がれた夜明けに やっと
長い長い 不安から解放されて
本のページをめくるように
移り変わる景色を飛ばして
終わりのない空の下を
走ってくバイク 風を切って
ほんの数秒の 星のまたたき
まばたきの間の一瞬の光
ただ過ぎてくだけの毎日も
視点を変えれば さほど幸せと相違ない。
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走るこの気持ちに 重なるように
胸を打つ 雨 傘を開いて自己防衛
強かに生きるには 嘘も必要らしい
先人がやって来たおろかな罪を
僕も被ろうかな なんて嘘も必要かな
狂ったように 走る雨をよけ風を切って
この気持ちは16ビート
胸を打つ 雨 加速してくスピード
大袈裟な愛を持って
今世界に叫ぼう
声にも言葉にもならない 思いを。