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どるとるの部屋


[1000] 晴れ待ちレイニーデイ
詩人:どるとる [投票][編集]


晴れるのを待って
自転車のサドル跨り
いつでも発進できるように右手はギアにかかってる
そして右足はペダルにかかってる

いつまでも考えたって不器用なこの僕じゃ出る答なんかたかがしれてるから
諮詢している思い
たとえばたまには
振り切って
まだ雨がぱらつく
空の下へ出よう

そのうちやむだろうって 心のタンバリン鳴らして
少しくらい無謀だって笑って見過ごせるような強さもてなくちゃ先はないぞ

晴れ待ちレイニーデイ
すべてを濡らす
雨の中 すり抜けて
どこを目指すつもりだろう
わからないけれど
走る がむしゃらに
宛もなくただ走る

行き交う 通りがかりの誰かに そんなに急いで どこへ行くの?って聞かれたら僕はなんて答えるだろう

多分ね思うに
無視してしまうね

晴れるのを待ってるくらいなら
小雨になったら走り出そう
こわがらなくて大丈夫
勇気なんて 出るものだ

晴れ待ちレイニーデイ
誰でもぬらす
街の中 駆け抜けて
どこに向かうつもりだろう
わからないけれど
走る がむしゃらに
夢もなくただ走る

明日は何色だ?
なんてこと聞かないよ
どーせ何も答えちゃくれないんだろう

晴れを待たずに
駆け出そう 雨の中
濡れるってのも
雨もしたたるいい男ってなもんで かっこいい気がするぜ

さあ 行こう
四の五の言うのは
あとでもいいさ
さあ 行こう行こう。

2010/01/31 (Sun)

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