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どるとるの部屋


[1010] 孤独
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ひとりぼっちの部屋
外界へ続くドアを開けても変わらない
ひとりぼっちのまま

そんな孤独な人さえも生きてくのは
生きがいというものを持っているから
明日へ行くためには
切符の代わりに生きがいという生きる意味や意義を持ってなくちゃだめなんだ

消えてしまいそうな
小さな小さな存在だけど そんな僕でも光を捨てないぞ
闇から目を背けないぞ
孤独がなんだ

それを理由に命を絶つなぞつまらない
愚かなことだ

それなら負けじと
生きてやる
どこまでも
どこまででも

憎い奴らよりはるかに長生きしてこの世界の変容を眺めてやる

孤独なんて消える理由にはならない
ほらひとりきりでも
空は見えるぞ
夢は抱けるぞ
毎日が楽しいぞ

そんな僕をもし
見本にしてくれるなら
どこかで死にたくなったら その時はひとりぼっちなのは自分だけだなんて思わないでいれるはずだ

僕もひとりぼっちなんだよ

上も下もなく
同じ悲しみ 抱える

ひとりぼっちなんだよ

孤独に負けるな
いつか日は差すさ
君の心にも

夜明けを信じて
明日へ続くドアを
さあ 開け放て

今は生きがいがないなら 生きがいを探しに明日へ行け
生きがいはなくとも
探すためならば
ドアは自ずと開くはずだ
希望をもてとはいわないけれど
絶望ばかりに目を向けないで

孤独を乗り越え その先に見える朝焼けの空をともに見上げよう。

2010/02/03 (Wed)

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