詩人:どるとる | [投票][編集] |
不安と焦りの波に押し流されるように
僕らは明日また明日と暮らしてゆく
アンバランスなシーソーに乗っかってるような 不安定な今を抱きしめながら
今にも途切れそうな声で歌っています
悪魔の声色にも似た
堕天使のバラードを
僕らの明日はいつでも闇に閉ざされた
夜の向こう側
光なき 月の裏側
少しずつ 少しずつ
紐解いてゆく
謎めいた 夜の片結び
しがらみはひとつずつ 丹念に振りほどいて
太陽の照らすその先の小さな息づかい
光と影に交じり合い
僕は なんの証すらも無いままに生きる
僕らは明日も自由の翼を空に広げる
体中を 縛る 鎖を解き放って
鳥かごから 今 飛び出すのさ
ぼくらの明日は不安と焦りばかりで希望も揺らぎそうだけど
笑顔の入り込む隙さえなさそうに思えるけど きっとそれでもまだ諦められないぼくにも見える光があるんだ
雨に濡れたアスファルトの亀裂に咲く小さな花のようにぼくらはただ明日を信じ生きる
種も仕掛けもない
不思議な魔法で
ぼくらは明日に
絶え間ない光を描く
雨上がりの空に七色の虹を架けるように
未知なる道へと続く路
不器用なまでに折れ曲がった 僕の行方
さあ いくつもの
言葉と思いに揺られ
僕を乗せた船は進む
波に揺られても
沈むことなく
しっかり明日を目指すよ
いつでもこの瞳に絶え間ない光を宿して
ぼくらの明日は間違いなく はじまるだろう。