ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > いつの日か旅に出たいのだ

どるとるの部屋


[1072] いつの日か旅に出たいのだ
詩人:どるとる [投票][編集]


ぼくはギスギスした人間社会は似合わないし溶け込めない質なのだ
みょうにとげとげしい人間関係に飽き飽きしたから
いつか抜け出したい
そうは思うも目処が立たない
それというのも今はただ社会から助けてもらわなくちゃ生きていけないから

下げたくもない頭を
下げるこの恥ずかしさに自分が自分で情けなくなるんだ

捨てきれない男のロマンとそして ぼくの長年の夢を
いつの日か叶えたい
イメージを叶えたい
絵の中の夢を現実に引っ張り出すように
ぼくはこんな世界から
いつの日か旅立ちたい

いくつものしがらみと悲しみに濡れながら歩く今も 思いは消えていないのさ

雨のち晴れみたいに
涙のち笑顔の日々
ぼくは生きているよ
これでもかってくらい 生きているよ

常識の捕虜にはどうしてもなれないのさ
人間として生まれたなら常識やルールに従えという考えは嫌いなのさ

ぼくはぼくの思うまま
風の吹くまま
思いのまま
誰にも縛られないで生きていたいだけ
ただそれだけで変な目で見られるくらいなんでもないさ
もう慣れたんだから

自由人よ 歩みを止めないで 枯れ葉散る秋の切なさみたいな
何かの終わり感じたなら またはじめてゆく

スタート地点は 決まってなどないから
何歳でも 凡才でも
ぼくは向かってゆくよ
誰かから バカにされても ぼくはぼくの信じるまま 風に吹かれてゆく
そう自分自身を信じてやれないでどうするんだよ
自分が自分を信じられなくなったら本当におしまいだろう

さあ 旅立ちたいこの気持ちを捨てないで
いつまでも 持ち続けてね いつの日か旅立ちの夜明けに太陽が昇るように心に朝が訪れるのを待とう

ぼくは今持てる全ての希望を解き放って思うよ
きっと夢は叶うためにあるんだと
だからこそ いつの日か旅に出たい
本当の明日を探す
そのために
今はただまずいものも嫌でも喰らう。

2010/02/14 (Sun)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -