詩人:どるとる | [投票][編集] |
テレビは部屋を明るくして見なきゃ目を悪くするのに
映画は暗い部屋で見る
目は当然悪くなる
他人と自分を比較するものは昔は小遣い
そして 親への献身的な媚びの売り上げだったけど今も結局もらってる給料の額さ
聞けば納得ブルースを今歌うべき時代
さあ声をそろえて足並みもそろえて
声高らかに歌うのだ
風に吹かれて孤独は身にしみて
夜は明かりをゆらゆら揺らして
僕は何にふるえる?
青春時代はとうに過ぎ去った昔話
今さら何も話したって思い出話にもならない
朝っぱらから意味もなくついているテレビ
つまらない時事放談
そんな僕の日々
意味もなく生きたって悲しいだけさと思うけど誰かが悲しむ顔を見たいわけじゃないから
僕は悲しくても生きるのさ
さびしさは誰にも公平だ
そんなふうに自分に言い聞かせても
まだ歌いたくなるのだ
切なくなるとしても
悲しすぎるブルースは
バラードに生まれ変わりやがて素敵な明日の全容を伝える
ほらね今 鮮やかに
それは 輝くだろう
言葉は眠りにつき
世界は僕を見つめる
そして果てなき夜はおごそかに終わる
ああ 太陽が二人の影を照らし
朝へと動き出す空
時計よ今、目覚めの時。