詩人:どるとる | [投票][編集] |
全ての終わりを知りながら
それでも終わりへと向かって歩く僕
足取りはお世辞にも軽快とはいえないけど
僕は終わりへゆくために歩いているんじゃない
終わりは誰にも与えられた運命ってだけ
僕は終わりへと向かうため生きているんじゃない
つねに希望ある明日へと向かうため生きているんだ
明日がなくなったときこそ涙や弱音はあるのさ
最後の一秒まで笑って生きて行こうと
僕は強く思った
だから信じるのさ
誰かが決めつけた天気予報をねじ曲げて豪雨さえもやむような 奇跡を
涙はあふれ出る水
やがては止まる運命
だからぼくらもやがては冷たくなる
だけれど今は生きているんだから
いくらでも笑えるはず
いくらでもふざけていいはず
だから ぼくは生きるよ
どんなに絶望的な窮地に立たされても
生きる希望だけは捨てないんだ
遠い未来へ叫ぶようにぼくは歌うのさ
ぼくは限りなく今
希望へ向かって
進んでいるのさ
だからこの小さな一歩は
どんな大きな一歩より
意味のある一歩だ
この一歩だけで世界が広がる
ほら 何が見える?
一歩踏み出せば
きっと明日が見える
少しずつでいいのさ
急ぐ必要はないのさ
焦らなくていいのさ
不器用で構わないさ
ほら 飾らず 偽らず
本当の気持ちで歌え
心の窓を開け放して
羽ばたかせる 魂
さあ 扉を開け
その先にあるのは
いつでも 未来
一歩進めば どんなに小さな前進でも
未来につながってゆく
近しき未来の輝き
ほら 繰り返せばいつの日か頑張りは報われる
希望は叶う
夢を捨てるな
ぼくよ
歌うことに意義はある
ほら 魂はふるえている
言葉を 投げかける
ぼくはぼくを歌ってる
それがぼくの歌う意味
ぼくがぼくを歌うため
昨日は今日につながる
そしてどんな小さな頑張りも種になる
ほら 花に変わってゆくんだよ
泣くことは無いのさ。