詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
全てが全てに別れを告げて
全てが全てを必要としなくなったら
僕らは存在した証ごとこの世界から死んでしまうだろう
それでも彼は懸命に生きた
それでもだからこそ
彼女は精一杯に人生を全うし走りきった
みんなから遅れても誰もいないコースをひとり静かにゴールした
僕らの存在などはいつか消え去るためにあるようなそんな存在に過ぎないかもしれない
だけれどだけれど彼や彼女がそうしたように僕も死ぬまで生きて死ぬときがきたら潔く死のう
万策尽きた
金も風に消えた
期待は裏切ってきた
夢も僕には無くて
信用もゼロに近い
それでも僕は僕を糧に生きていくんだろう
ゼロからゼロを行ったり来たりするだけの日々を
満たされることも満たすこともない永遠の渇きと悔しさを抱きしめて光と影の狭間に揺れるよ
死ねない理由ならあるよ
死にたくないのは事実だよ
だから死ねなくて死にたくても死にきれなくてまだ生きていたくてそんな複雑で曖昧なものが僕の命をつなぎ止めてる
死に神がもう楽になりなよと空の果てから手を振ってる
それでもまた今日も無視して歩き出していた
今ある全てに意味がある
だから僕はここにいて命を授かりまだこの世に存在すること許されてるんでしょう
以上のことに間違いはありますか?
たとえあってもとにかく僕は明日を目指し生きるために生きる
それだけだ
ギラつく太陽
光る満月
春夏秋冬めぐりありふれた日々の波その狭間の生活
真新しい鏡にも醜い自分の顔が映る
それでももう二十歳だよ
もう悲しいほどに見慣れた悪夢
明日もそのように暮らすのさ
カーボン用紙で今日と全く同じ1日を明日に写し取ったような変わらない波でも目に見えない幸せ感じれたらそれはそれで笑える理由だよ
だからスピンかけて
たまには息抜き
そのスピンひとつがとても大事です。