ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > どうでもいいような唄

どるとるの部屋


[1340] どうでもいいような唄
詩人:どるとる [投票][編集]


どうでもいいことを
さもどうでもいいように語る
どうでもいいような人生を生きる
根本からどうでもいいような人だ

この先、行き止まりの看板さえ無視して
要らぬ冒険心出して
無謀にも進もうとする僕はわかりきった罠にも落ちる愚か者

どうでもいいような毎日でも
どうでもいいようなことでも
僕にはそれが大切だから
ちり紙のようにゴミ箱に放るようなまねはしないさ

どうでもいいほどに
大切な日々を
人波かき分けて
また生きてる僕は今も愚か者

ざっくばらんなリズムでどうにかこうにかすり抜けて
僕はまたもやどうでもいいような冒険心出して何度でも何度でもわかりきったような罠にかかる愚か者

こんなどうでもいいような僕がうたううたなどもっとどうでもいいね
だけどこれでも一生懸命うたっているんだ

誰のためでもなく
何のためでもなく
理由も意味もないけど
どうでもいいようで
どうでもよくない
大切な大切な唄なんだ

夕暮れの帰り道
残業した帰り道
暇なときも
ハンパなく忙しいときも
この胸に響いてる

他人にはそりゃどうでもいいだろう唄
でも僕には大切な大切な唄なんだ

たった一行の唄
どうでもいい唄
それは 「何があっても投げ出さない。命だけは」

真面目な真面目な
唄なのさ
わかってほしいことはそれだけ
それだけなんだ

そう、そういうこと!

2010/04/25 (Sun)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -