詩人:どるとる | [投票][編集] |
よくも悲しみさん 今日も僕を泣かせてくれたね。だけどありがとう。おかげで君に慰めてもらえた
喜びさん 今日も僕を救うように笑わせたね
でも本当は悲しみに泣く僕を元気づけさせてくれたのはいつも気づけば隣にいる君だったね
雨が降る街は紫色
さあ 夜の訪れはもうすぐでこの僕の目にうつる全てを真っ黒く染め上げる
今日もどこかできっと誰かが 名前も知らない誰かが
とある悲しみに涙を流し
とある喜びに笑顔を見せて
その中で愛する人に癒されている
本当に幸せなのは愛する人の言葉
見えない優しさ
それが何よりの救いなんだな
ああ 時間だけが過ぎ去ってゆき 時計の針が命を削る そんな気が遠くなるほどの無痛の攻撃
今日もどこかできっと誰かが 名前も知らない誰かが
とある悲しみに涙を流し
とある喜びに笑顔を見せて
その中で愛する人に癒されている
本当に幸せなのは愛する人の言葉
見えない優しさ
それが何よりの救いだった
悲しみさんは
今日もあいかわらずで
喜びさんは
今日も変わらずに
そして君は今日も君で
そんな毎日が素敵だと思える単純な僕も変わらずに僕で
目にうつる世界は
どの角度から見ても
変わらず世界は世界なんだ
今も昔もこれからも。