詩人:どるとる | [投票][編集] |
コバルトブルーに輝く海のような
夜空がこの僕に届ける胸を焦がす切なさ
ひどく安い言葉さ
つまりはセンチメンタルさ
さあ 船を漕げ
まだ先は長いぞ
こんなところで
四苦八苦してたら
未来は暗いぞ
答は今 暗闇の中
真実を見透かすべき探偵みたいに僕は悩み込む
コバルト色した
鮮やかな切なさ
広がる味わい
それはまるでブラックコーヒーのよう
涙の川を不器用ながらも泳ぐ君の姿にもらい泣き
背の高いポールの後ろで涙をぬぐう君の抱えた悲しみを
どのくらい僕はわかってるだろう
そしてどのくらい僕は君を慰めてあげられるかな
たまらず出た言葉は
無惨にも夜に溶けてく
コバルト色した
悲しみが
切なさをリードに繋ぎ散歩させてる光景に 僕は涙するのだ
日常の中のほんのささやかな擦り傷のような亀裂が見えたら
我慢せず 泣きなさい。