詩人:どるとる | [投票][編集] |
かなしみとよろこびのなみだ
どこからながれてくるのかわからないけれどいつのまにかかんじょうをふるわすできごとがあるとほほをこぼれてる
かなしみとよろこびはちがういろのなみだだからうまれてくるばしょもちがうのかな
だけれどなんだかわかるきがするよ
なみだのゆくえそしてうまれるばしょ
なみだはこころからうまれてまたこころへとかえるのだろう
いまわかったんだ
ちがうばしょではなくおなじばしょからうまれること
そしてそのいみ
なみだはきょうもながれてはかえってゆく
こころに
こころに
ぼくのようにいってきますとただいまでいったりきたりをくりかえすのだろう
そしてぼくがしんじゃえばなみだもおなじくしてしぬのだろう
かなしいね
だけどなみだはそれでもなみだをながせないんだよ
なみだそのものがもうなみだなのだから
なみだはなみだをながせないんだ
そのあとのゆくえもしらないんだ
なみだのゆくえ
そうしてぼくのゆくえも
どこへゆくかは
わからない
みんなもすべてのなみだもただいまはいえない
じゃあどこへゆくのかな
とてもとてもわからないね
だけれどくりかえすひび
なみだとともに
なみだみたいにながれるようにいきて
ながれるようにきえてゆくんだね
あとかたもなく
はながさいたら
かれてくように
なみだと ぼくは。