ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > あした

どるとるの部屋


[153] あした
詩人:どるとる [投票][編集]


僕らの日々は
いつも楽しくて
悲しくなるくらいに
笑いと涙にあふれてる
そんな泣き笑いのあしたがまた来るよ
おなじ地球
おなじ空の下に
おなじような顔の
ちょっときのうとは変わった今日がね
そんなささやかな違いが幸せなんだね

きっとなにもかもがおなじなだけの繰り返しなら
たのしいものも楽しくなくなってしまうね

だから僕らは泣きもするし時には腹が痛くなるほど笑うんだろう
いつもの通りに
死にたいよ 俺は死んでやるんだなんて言ってもまた今日の中で輝く貝殻のかけら見つければ
あしたにもまたなんかあるかもなんてなんだかんだ言い訳つくり死ぬのを延期してしまうのさ
多分死ぬまで
延期してしまうのさ

雲みたいに真っ白で自由に生きていたい
旅人に悲しいだけの涙や重いため息は似合わないよ

だから あしたはあしたのカゼが吹く よくいうだろう
そうさ あしたはあしたでどうにかなる
無理矢理じゃないよ
そんな予感がどこかでしてるのさ
まだ僕にはあしたといわず輝く未知なる未来があるから

ムネをたたいて
足踏みをして
空を見上げて
口笛を吹いて
夕暮れ間際
落ちてく 夕陽に
向かって歩き出していく 楽しみと不安色のあしたへと
僕は泣いたり笑ったりしていつもみたいに心を満たすだろう
なにがあってもあしたには悲しみばっかりじゃないから
少しでも何時間かでも笑えれば幸せさ
そんな繰り返しだからね人生は生きれるんだね
気づけばみんな仲良く歳をとる

そんなあしたがつづく またあしたのあしたも
あしたはいつでも今日の僕には確かな未来
でもどんな今日でも変わらずあしたはあした
夢を見ていたはずの夢の地
よくいえばトウゲンキョウ
さあ おたちあい
あしたは何があるのかな
それはあしたの僕しかわからない事実
でも楽しみで泣きたくなるほど いつでも。

2009/09/21 (Mon)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -