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どるとるの部屋


[1587] 空に手が届く日
詩人:どるとる [投票][編集]


幼いころを想い出すことさえ今はしなくなったけど
流れ星を追いかけていた遠い昔は確かにあったんだな
僕が積み重ねてきた毎日が無意味なものなんかじゃない証にほらね僕がここにいてこの笑顔がそれを明らかにしているんだ

行き詰まる現実
行き止まりの道の前
考え込んだ末
出した答はあの塀をよじ登ること
壁が目の前の道阻むなら 飛び越える力を身につければいいんだ
すこし無理したって夢をおがめるなら

僕はただ空を目指した ロマンだけ背負ったまま 流れ星を追い続けたんだよ
膨らみすぎた理想はそのうち 風船みたいに破裂したけど
まだ夢を見る時間も気力も残っているから
いつまでも子供のように無謀すぎる夢を見ることをやめないでいよう

空に手が届くような
夢とロマンにあふれた未来を創造しよう
現実にむしばまれることのないように
いつも夢とロマンで心も頭の中も満たされていたいから
雲を飛び越すような夢みたいな夢を見てみんなに笑われよう

僕だけが知っている
秘密を抱えたままで
ほくそ笑む幸せが自分を輝かせてくれる

覚めない夢にうなされている毎日の中にあるきらめく時間だ。

2010/07/10 (Sat)

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