詩人:どるとる | [投票][編集] |
赤信号 無視して渡る勇気もない僕は
この先の物語不安の雲立ちこめてる
不正を許さず
ひたすらに
正しさを提唱する
世の中で
僕は何を思うのだろうか
今日も横断歩道にさしかかると僕は反射的に青でも左右を見てしまうんだよ
汚れたい
汚れたい
心の底から
一度だけでも
汚れたい
汚れたい
綺麗すぎる自分に
嫌気がさして
体中に張り巡らされた操り糸断ち切れぬ
自分に反吐が出る
またたく信号に
ほら また不安は募る
こんな気持ち
積み木のように
積み重なってゆく日々
名もないうたが流れる
君が少し僕を避ける。