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どるとるの部屋


[1611] あのねの話
詩人:どるとる [投票][編集]


君の声が聞こえてるよ
それはまるで心に直接語りかけるような具合に

猫のように 気づけばそこにいて
何気ない優しさでたやすく僕の迷いをすっかり解決してしまう
君はとても頼りになるね

僕みたいな頼りない人の背中に身をあずけるのは勘違いじゃなかったのかい?

私の中の愛を信じて
偽りなんてみじんもありはしないから
この手をあなたから握ってよ
そう言うから握ったまでの恋なんだ

はじまりは単純
だけど
掘り下げれば複雑

あのねのね
僕らはね
ただ空を見て
脳天気に
人生を
歩いてきたわけじゃないんだ

傷跡だって 見えないだけで たくさんあるんだ

星の数ほど

あのねのね まだ君に話し足りないこと
たくさんあるんだ
聞いてくれるかい?
明日も明後日も
いつまでも
あのねからはじまる
大事な言葉を

そりゃ情けないさ
そりゃ頼りないさ
でも君のこと
好きなんだ
大好きなんだ
これだけはわかってね

いつか輝く
価値ある宝石に代わる
思い出になるから。

2010/07/13 (Tue)

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