詩人:どるとる | [投票][編集] |
夕暮れに聞いてみる
どうしてどうしてキミはそんなに美しいのかな
僕の彼女だって君までは美しく無いのに
夕暮れってだけで涙を流す今 僕はバカだろうか
でもなぜかこんな毎日の積み重ねが美しいね
ほら今 帰り道の途中で空を見上げてみれば広がる夕暮れ
みたいなね
みたいなね
そんな幸せが幸せ
それが幸せだ幸せ
夕暮れに聞くまもなく
夕暮れは美しい
そして君も美しい
だって美しいから
君も夕暮れも
世界中で一人一つしかいないからね
だから美しいのさ
夕暮れも君もみんなも僕もまたとないただ一つの存在なのだから
だからあんなに綺麗なんだろう
限りある時間の中だってね限りない美しさでその悲しみにさえも笑っていられるから
強くまばゆい光にも見えるんだ
いつでも
すぐそこに ここに
見上げれば
振り返れば
手をつなげば
君が 夕暮れが
そばにいる
さびしい僕の夜に迷わないようにと消えない灯りをくれる
寄り添って
僕のそば寄り添って
ゆうやけこやけにふたりのシルエット
実に美しい。