歩き出すのは苦手さだから僕はチャンスを待つ 気長に待つ朝も夜もずっと待っている背中で浴びた陽射しが心をあたためて夜の涼しい風が心を洗うイメージは繊細な人だけれど本当はとても愚かしい人風見鶏が回るように風が吹くその時を待つのが僕だから夜明けを遠目に映しながら 僕はチャンスを待つ 気長に待ついつまででもそこにある波が動き出したら 物語は始まる。
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