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どるとるの部屋


[1817] 路地裏物語
詩人:どるとる [投票][編集]


不思議なことなんてさ
どこにだってあるのさ
君が住む街にだって
不思議なことはあるさ

路地裏の日陰で
僕らはお喋り
それがなんだっていうのさ

素敵なんだ
素晴らしいんだ
ありふれてても
それが幸せなんだ
さあ笑え
今を噛みしめろ
路地裏から始まり
路地裏より終わる
路地裏物語

夕暮れの中
黄昏ながら
野良はあくびをして
僕の隣で眠る

それもひとつの営みの形

何はなくとも
君さえいれば
たちまち物語になるさ

不思議なことは
不思議なことは
路地裏の中

たとえばの話。

2010/09/11 (Sat)

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