詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕の名前を呼ぶなら
旅人と呼んでおくれ
常識に縛られた僕を
自由の象徴みたいな
旅人と呼んでおくれ
ちっぽけなプライドをぶら下げて
上辺だけの慰めを
誰かに向けて
差し出すよ
世辞や愛想笑いが咲く
社会という花園で
僕はうまく咲けるかな
腐らないでいるのは
刃向かわないでいるのは
思うよりも難しいね
従うことで得る幸せは悲しいね
本当は素直に生きたいけど 僕には従うことでしか生きるすべはないのでしょうか?
食虫植物みたいに
僕は甘い匂いに
誘われて
いつしか
元気すら吸い尽くされて心から笑ったことなんて思い浮かばないね
本当の自由を探す旅はまだつづきます
天候は日々変わります
気分も日々変わります
さて明日はどこへ行こうか?
どっちへ行こうと明日でしょ?なんてつまらない事はいわないでさ
不自由の中でゆるされた自由を手に入れよう
きっとつまらないものなんかじゃ無いんだ
旅人の旅は靴底が擦れても心が病んでも 雨の降る中をずぶ濡れで 歩き続ける
地球は今日もまわる
太陽は今日ものぼる
朝が過ぎれば夜が来る
ただそれだけ繰り返す旅。