僕らは結局は幻なんだいつか跡形もなく消えてしまう幻なんだため息を吐き出しても文句をこぼしても誰かを憎んでみてもはじまらないねだけれど僕を奮い立たせるのはこの異常なまでの諦めの悪さと意地の悪ささあ 人生という大海原に船出した時から僕はもう戻れない旅に出たんだねさあ 幻と戯れよう美しい幻と遊ぼう夢から覚めた僕は寝汗をかいて夢幻の空へとイメージを膨らませるんだそして黄金の夜明けがやがて見える。
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