詩人:どるとる | [投票][編集] |
途方もなく 終わりのない悲しみに
いつやむともわからない 冷たい雨に
降られる夜は 涙さえ凍りついて流れない
僕は今 何をすべきだろうか
何もしないべきなのか
目の前が真っ白で
何ひとつ確かなものなんて見えやしないのさ
助けてなんて言えるはずもないだろう
今まで散々 ひとりぼっちで走ってきたんだから
太陽に背中に向けて
暗闇におびえている
真夜中に
ベットに横たわり
天の国に救いの唄
ささげる夜は
生きていく自信がなくなったあとでも
人は案外生きてしまうものなんだな
死ぬのはやっぱりこわいから 生きるしかないんだな
答はいつも 決まっていて 用意された道をまっすぐ歩いていくことだけだ
空は曇り 光は見えない
希望なんて死に絶えた世界
それでも 生きていくと決めたから
僕は明日も生きていくよ
泣きながら 傷つきながらも歩き続けるさ
見えない雨に濡れて
ずぶ濡れの心
今にも死にそうさ
でも死なないさ
きりもなく
流れるのさ
見えない雨に濡れている僕は
きりもなく
泣くのです
見えない雨に濡れている人は
人は いつまでも
雨音に遮られた
救いの声は
神様のお耳には
届くことなく
かき消されて。