詩人:どるとる | [投票][編集] |
数え切れない諦めと
数え切れない後悔がもう多すぎてどれがいつのことだかわからない位さ
芯まで凍えそうな夜だから
僕は何も言えなくなったよ、名前のない痛みが胸をつらぬいて
穴があいたような空虚感に包まれて
「切なさ」や「むなしさ」なんて言葉じゃ足りない位の気持ちなんだよ 今
なんであんなに月はきれいなんだろう
なんであんなにも輝いていられるんだろう
遠ざかる波の音
それによく似た
夜の街
これは街が見てる夢の中だから 泣いたって誰も見てないさ
さあ、僕は名前のない気持ち抱いて
名前のない唄を口ずさみます
昨日の僕にもう一度会えますように
そんな無理難題を押しつけて笑う
夜の街明かりに
僕は佇み
清らかな調べ
奏でながら
やっとひねり出した言葉を手のひらで隠した
さよなら 昨日の僕よ
もう 会えないよね
新しくなっていく
夜明けとともに脱皮する街と移り変わる季節
少し大人になれたかなあ?
たずねてみては落ち込んで
それでもどこかで感じてる
昨日とは違う僕の中の光。