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どるとるの部屋


[2137] この世界で誰よりも
詩人:どるとる [投票][編集]


僕がもしも明日
死んじゃっても
誰ひとり
気づかないんじゃないのかな
僕がもしも急に
いなくなっても
誰ひとり
気にしないんじゃないのかな

たとえば君ひとりだけが気づいてくれたならば
たとえば君ひとりだけが声をあげて悲しんでくれたならば
それは幸せだね
でも、もう二度と君には会えないし
それに君を悲しませるからあまり望まないね

後ろ向きな人生
俯いてばかりだ
生きることに
前向きになれない

それでも
歩き続けて
やっと見つけたよ

この世界で誰よりも
愛せる 君という人に
この世界で誰よりも
大好きな 人に

君がもしも明日
死んじゃったら
僕、多分
死にたくなるんじゃないのかな
君がもしも急に
いなくなったら
僕、多分
会社休んでもあちこち探し回るよ

たとえば君って存在は僕にはさ
なくちゃならないもので いなくなったら…なんて考えられないんだよ
話し続けた 楽しい昔話を何度も何度も繰り返し話すのは君の話がおもしろいからだ
そんな毎日が僕は好きなんだよ
だから、まだ死にたくない 君と生きていたい

後ろ向きだった
僕の人生を変えた
生きることに
前向きになれたよ

そうして
めぐり会った
やっと見つけた

この世界で誰よりも
愛せる 君という人に
この世界で誰よりも
大好きな 人に

太陽みたいにあたたかい
お母さんのようにやさしい

君って光に

今も日々照らされて
僕は枯れずに
なんとか咲いてるよ
小さな畑で君とふたり 並んで 揺れて
暮らしてる

涙と笑顔
雨と晴れ
似たような何か
似て非なる何か
多々あるいろいろな
出来事に慌てながら
せわしなく働きながら今日も君に笑いかけるよ

明日、晴れかなあ?
そんな他愛もない
会話さえ 光り輝いて。

2010/11/30 (Tue)

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