詩人:どるとる | [投票][編集] |
時が過ぎれば 悲しいことも忘れられるとよく人は言うけど
でも遠い過去の悲しみ今までの悲しみ 何ひとつ忘れられない
振り返れば
僕が今まで
歩いてきた
足跡が見える
目を閉じれば
笑顔も涙も数え切れないくらいあって
それ以上に抱いた喜びや悲しみは果てしないもので今日もそんな遠い思い出に縛られ そして 支えられ 僕は生きてる
茜雲だ ほら見えるかい? きれいなもんさ
悲しいことなんて忘れたように笑える
たとえばこんな時間があるから僕は生きているんだな
この先も悲しいことは尽きず 多分たくさんあるから
そのたびに泣きじゃくるんじゃみっともないから 泣きながらでも強く前に進めるくらいの勇気を持ちたい
限りなくそう思う
僕がいるんだ