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どるとるの部屋


[2158] 恋に落ちた瞬間
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しいことが今日
あったんだよって
そうなんだって
僕は言った

楽しいことが今日
あったんだよって
それで?って
僕は言った

腕っ節が強い男の子はか弱い女の子を守らなきゃいけない立場で
それをわかっていながらつい 会話を流した 僕がいた

こんな僕は嫌いだ
君を泣かす僕なんて
自分で自分をぶっ飛ばした夜だったんだ
君に電話したよ
昨日のお詫びを
精一杯したんだよ

ゆるしてあげるかわりにひとつお願い聞いてくれる?
君は言った
いつも私を愛してる証にいつも傍にいて…ただそれだけでいいから

僕は、その言葉を聞いた瞬間に多分恋に落ちたんだ
もう這い上がれないくらい深い深い恋という落とし穴にはまってしまったんだよ
そして君のことがこの世界でいちばん
大好きな存在(ひと)になったんだよ
そして僕は君にとってのこの世界でただひとりのヒーローになったんだよ

不器用な言葉でも
ちゃんと
繋がる会話
君のおかげだよ
危なっかしい手つきだけど
繋がる絆
君のちからだよ

僕はさながらもう戻れない
深い深い森の
いちばん奥で
君っていう
かわいらしい
狼に
出会って
恋に落ちた
男版赤ずきんちゃん

僕もひとつ君にお願いがあるんだ
それは簡単なことだよ
君も傍にいてね
ずっといつまでも
永遠に…
それだけでいいから

君もその言葉を聞いた瞬間に多分恋に落ちたんだ
もう這い上がれないくらい深い深い恋という泥沼にはまってしまったんだよ
そして僕のことがこの世界でいちばん
大好きな存在(ひと)になったんだよ
そして僕は君にとってのこの世界でただひとりのヒロインになったんだ

さあ お姫様?
それともかぐや姫かな?
まあなんでもいいや
誓いのキスを交わそう?絵本の中の王子様とお姫様のように
フレンチキスじゃ満たされないよ?

下心という大きな翼をたたえた僕はなんに見えますか?

2010/12/04 (Sat)

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