詩人:どるとる | [投票][編集] |
イメージは空を飛ぶような浮遊感
そんな
浮き世ばなれした夢
抱きしめて
僕は歩いてゆく
夜をこえて
朝へとたどり着いて
そこからまたよたよたと歩いていくのさ
やがてふたたび夜が来て
僕は少し切なくて
抱いているはずの
イメージは泡になる
いつでも、どこにいても抱きしめたい気持ちで
ただひとりの人を死ぬほど愛すような
一途な僕で…
このまま二人は
二人乗りの
舟で悲しみの海を渡り
向こう岸まで漕いでゆく
夜明けへと向かって
いつも
いつも
いつも
新しい朝を
優しい夜を
変わらない気持ちを
抱きしめたい気持ちで
いい方へ
いい方へ
向かって
抱きしめたい思いと
捨て去りたい過去
その全てを抱きしめる。