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どるとるの部屋


[2232] 大人になれなくても
詩人:どるとる [投票][編集]


妙に目がさえて
眠れないそんな夜には
いろんなことを考えてるのさ

大人ってどんな人のことをいうのだろう
会社に勤めて
上司にペコペコ
お辞儀して
常識を守り抜く
そんな人が大人って言うのなら
それは僕らが勝手に思ってる大人の理想像にしか過ぎないよ

実際僕はルールも破るしみんなが思ってる大人って理想像からははるかに離れてる
これが大人の真の姿

たとえ大人って思われなくても大人なんだから しょうがないだろう
ルールを片っ端から破るような人でも
ひとつやふたつ
いいとこはあるさ

それを知ってるならそれを踏まえた上で多目に見ておくれ

心は大人になれなくても
身体だけは誰も大人になるから

僕は本当いえば
大人になんかなりたくなかったよ

それでも大人なんだからしょうがないだろう
働くしかないだろう
生きていくしかないだろう

喜びや幸せは
生きてる人にしか
味わえないものだから
死んでしまえば楽だけど 悲しいとも感じれないのは
思うより悲しい

だから形だけは大人になって
僕は子供のように
生きてゆくつもりさ

心は大人になれなくても
身体だけは大人だからごまかせないね

僕はもう大人だ
子供には戻れない
甘えは許されない

悲しい大人さ。

2010/12/18 (Sat)

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