詩人:どるとる | [投票][編集] |
春は 舞い落ちる 花びらを数えて
夏は 生い茂る 木々の葉を数えて
秋は 枯れ落ちる 落ち葉を数えて
冬は 何もない木々の枝に葉を想像して
暑い日も寒い日も
暖かい日も
僕は歩いてきた
自分のこの脚で
何を誇りに思おうか
何を自信にしようか
そうだ、特別なことなんか何もしなくていいさ
僕はどっち転んでも結局は僕だから
春も夏も
秋も冬も
変わらず
ありのままの僕でいよう
たとえば誰かに
見返り気にせず優しくできるような
たとえば誰かに
見返り気にされず優しくされるような
人であればいい
年であればいい
終わりよければ
全てよしとして
今日が幸せだったら
明日も笑えるから
めぐる四季の中
僕はあいかわらず
僕のままで
過ぎ去る季節を
数えて
浮かべた笑顔も
流した涙も
大切に抱きしめて
過去を消し去るんじゃなくそれを思い出としてたまには思い出して
思い出し笑いするような僕でいたいな
春夏秋冬
めぐる季節の唄
ふと脚を止め
季節の色合いに
目を配る
季節は今や冬
さて、どんなふうに
一年を締めくくってくれるでしょうか…?