詩人:どるとる | [投票][編集] |
愛想笑いが得意なんだね?君は
でも愛想笑いってあまりいい笑顔じゃないから
愛想笑いも必要だけど
やっぱり君には君らしく 素直に笑ってほしい
心からウキウキできる笑顔じゃなければ楽しくない
だから本当の笑顔を見せてよ
本当の笑顔で笑ってほしいんだよ
心の中のピエロに言おう
楽しいときは出てこないでねって
あなたの出番は泣きそうなとき辛いときだけだよ
心の中のピエロはなおも笑ってる
泣けないピエロの精一杯の受け答えだよ
ピエロは笑ってるけど心では泣いてくれてるんだ
僕は知ってるんだ
君の優しさ
大好きなあなたは
ピエロのような人
いつも笑ってる
でも愛想笑いじゃない
強がらないで ピエロ
泣きたいときは泣いてよ ピエロ
そしたら僕も泣けないよ
ピエロ 笑ってるけど本当は泣きたいこと
僕が一番わかってる
夕暮れの街
影をふたつ落として
土手を歩く君と僕
風船を持った君が
風船を僕に差し出すとき何よりあなたの笑顔が輝いて見えたよ
弱いくせにつよがりなあなたはまるでピエロ
泣かないんじゃない
泣けないんだろう?
泣き虫なくせに優しいから 僕のこと思ってるから
君はピエロになったのかい?
それなら今日も
君の隣で
けっして形にならない君の悲しみを聞こうじゃないか
君のその胸の中の本当の顔を僕に見せて
愛想笑いじゃない
君のよくできた
そのピエロの化粧を落としたときの 素顔を
僕の恋人は泣き虫なくせにつよがりなピエロです
でも、とてもかわいい人です
ずっとずっと
ずっと
傍にいてね
僕の恋人
命尽きるその日まで
つよがりな君も泣き虫な君も君の全てを愛すから
僕の全てを君に捧げよう 教えてあげましょう
長い長い時間の中で
君は少しずつ素直に笑えるようになるさ。