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どるとるの部屋


[2340] 希望の唄
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


灯台の光は届かない
誰もいない闇の中
僕はわがままに
歌い続ける

希望の唄

すっかり汚れてしまった憧れをまだ握りしめたまま
夜だろうと
早朝だろうと
歌っている

希望の唄

幸あれ
幸あれ
栄えあれ
栄えあれ

むなしい声が口笛の矛先へと遠ざかってゆく

灯台の光は気休めさ
救いのない世界でただひたすらに
歌い続ける

希望の唄

名ばかりの天使の唄

天は我を見捨てた。

2011/01/12 (Wed)

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