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どるとるの部屋


[2374] 情けないのが僕なのさ
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


風が吹けば花は揺れて
夜が来れば星が流れて
朝が来れば日が昇って

あたりまえなことが
そんなような出来事が続いていく幸せ
かみしめながら
生きているこの頃

独りきり黄昏て
窓辺にちょこんと座って
オレンジ色の空
眺めてる時もあるさ

人間って勉強ができたり 他人に気を遣えるだけが人間じゃない
何もかも完璧にできる人よりこの人大丈夫なの?って心配されるような人でも優しさや愛にあふれてる人のほうが素晴らしいはずさ

僕はそんな人になりたいのです
万人に好かれるよりたったひとりの人に好かれるような
そんな人を目指してるんです
だから好き好んで
人から好かれるような人にはなりたくない

あたりまえに笑って
あたりまえに泣いて
欲に勝てずに財布空にしても へらへらして だれかに叱られても澄んだ瞳で空を見つめてる
曇りのない未来を

そんな僕はいつまで経っても変わらない
悪いけどね 僕は大人には向かないんだ
子供みたいに
ピュアな心で
風と戯れるような
日々がお似合いなんだよ

悲しい運命にも白旗振って
もう降参だよと
夢も諦めてしまったけど明日も僕は僕をだれより信じてるから

関係ないさ
だれがどう言ったって

情けないのが
思うよりかっこいい
僕なのさ

決めポーズは無いけどね
明日も僕は僕で行きましょう

悩んだってはじまんないさ

精一杯挑んで
間違ったって
笑っていよう

思うより人生は
生きることが
いちばん難しいんだ

生きているだけで
あっぱれだよ

あまり無理しなくてもいいから
怪我しない程度に
生きていけばいいよ

僕は今にも倒れそうな僕にそっと言うんだ。

2011/01/22 (Sat)

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