詩人:どるとる | [投票][編集] |
足取りは重く
歩き出すのもやっとだったよ
落ち葉の道を
僕は歩いてゆく
右ポケットには切なさを
左ポケットにはむなしさを
空元気で愛想笑いしながらお世辞を言うような1日よ
おつかれさまでした
ひとりのさみしさがぐっとこたえる夜には言葉は全滅さ
何も言えない
黙ったまま 何も言わずに 黄昏ているんだ
風に吹かれて
舞い落ちる木の葉のように ほらね ため息つけばたやすく死にたくなるよ
明日はモザイクがかかったように見えない 正直いえば不安なんだ
僕はどこへ向かえばいい?
絶望を通り越して
最早 闇の中
一抹の光さえ
届かない宇宙
光と影に寄り添って
涙さえこぼれない日々
行き場のない思いは底のない穴の中を落ち続けてく
風に吹かれて
人生なげうって
手に入れたものは
孤独という名前のプライド
今日もひときわ輝いている
見れば見るほどにむなしい光を放って
人集りを すり抜けてく。