詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
近くにあるものにもまんぞくに手をのばすことさえ面倒くさがるナマケモノでも
いっぱしに誰かを愛したいと本気の本気で思うのです
白い雲が青い空に浮かぶような晴れた日の朝に
錆び付いた車体の自転車に乗って近くの河原に釣りに行く
さて何が釣れるかな
楽しみだけど
何が釣れても
何も釣れなくても
心は青空
はるか向こうの世界にもゆけてしまえる
ゆらゆら 揺れながら僕の心ここにあらず
魂だけ どっか旅してるとでもいうような
そんな土曜日の朝
持ってきたサンドイッチは たいして美味しくもないけど
そんな事さえどうでもよくなるほど
心は青空なんです
何もいいこと
なくても
心なしかツイテなくても いいんだよ
僕は笑ってやるよ
明日の空まで
晴れ渡ってゆく
そんな気がする
土曜日の心
鮮やかな青い空
真っ白な綿雲
道を遮るものさえ
ただのひとつもない
どこまでもまっすぐな道を自転車で行こう
ペダルはいつもよりずっと軽いさ
心は青空
はるか向こうの世界にもゆけてしまえる
何が起きても馬鹿みたいに笑えてしまえる
つまり心は青空なんです
すべて面倒だ 単純に 並べ替えてしまおう。