詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
嘘をはりつけたようなバレバレの愛想笑いが不規則に咲き乱れる
社会という名前の花園
お世辞で幸せは買えません
僕たちはいつからか
自分に嘘をつくことさえ 平気になって
悲しい気持ちさえ
ごまかして
その場をやり過ごす
そんな姿が時々自分でもマヌケに見えてしまうんです
まるで僕はお客さんに 笑顔振りまく サーカスのピエロのようなんだ
拍手や歓声を得るためにピエロは笑うけど
僕は嫌われたないために 社会という名前の小さな世界の中で
みんなと仲良くいれるように
心では嫌でも 無理にでも笑うしかないんです
仲間はずれにされたら
もうここにはいられないんです
嘘なんかつきたくなくても 嘘が僕を守る唯一の盾だから
かばうものがなくなったら僕は無防備になってしまう
だから自分に嘘をつくんだ
今日も僕はピエロになって 笑うんだ
だけれど心まではやっぱりいくら笑ったってごまかせるもんじゃない
1人になった時
溢れ出る涙が汚い笑顔を 洗い落として
素直な僕の本当の顔が 泣いているよ
僕は明日も嘘つきつづけるだろう
だけれど心まではピエロにはなれないよ
僕はただの人だから
まるで僕はお客さんに 笑顔振りまく サーカスのピエロのようなんだ
拍手や歓声を得るためにピエロは笑うけど
僕は嫌われたないために 社会という名前の小さな世界の中で
みんなと仲良くいれるように
心では嫌でも 無理にでも笑うしかないんです
真っ赤な空が闇にのまれていくのをただじっと見ていた
なんて美しい景色だろう
その時の僕の顔には嘘のない 本当の笑顔があったよ
その時の僕の心にはいつもとは違う純粋な気持ちが あふれていたよ
そして僕は笑うんだ
抑えつけていたものが一気に解き放たれるように
そうだ僕は泣くんだ
僕はピエロじゃない
お客さんを笑わせる道理もない
だけれど嘘はこれからも僕たちを惑わす。