どしゃ降りの雨 窓をかすめてゆくいくつもの電車を見送って 僕らはホームにたたずんでいたさよならするはずの時なのに いつまでも切り出せないさよならの声君は少し 涙ぐんでいた僕はただたばこをふかしていたさよならピアノを弾くように雨粒さえはじくような悲しい言葉で心をふるわせてこの世界で一番悲しい言葉を言うよさよならよりも悲しい言葉まだ君を愛してるおかしいよねさよならするのにまだ愛が残ってる。
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