詩人:どるとる | [投票][編集] |
この街とおさらば
誰か人とおさらば
恋人におさらば
未練のないように
知った顔には
さよなら言ってから
死ぬなら死のう
僕は止めないよ
あなたが決めた
さよならならば
生きることが
必ずしも正解とは
言い難いから
死ぬこてがあなたには生きることよりも
ずっと正解に近いならば死になさい
あなた自身のために
僕は振り返らない
過ぎ去った時を
いちいち
過去は過去
さびしくとも
前だけ見て生きる
時には俯くけれど
空っ風に吹かれて
あなたは
大きく口を開けた
闇の中へ身を投げる
さよなら
さよなら
何回でも言おう
僕は祝杯をあげるよ
あなたが笑っていたから
幸せがあなたを今夜包んだなら
そのためにうけた痛みすらあなたには
リビドーにも似た快楽
さよなら
さよなら
その身は潰れ
赤く黒いシミを地面に残しても
それがあなたが生きた証だとあなたが言うなら 僕は否定はしないよ
さよなら
さよなら
さよなら
あなたよ
さよなら
さよなら
あなたよ
死の捉え方は様々
どうか過ちだと
思わないでください
あの人にはそれが正解だったの
だから僕はあふれ出る涙は完全なる嘘だと 笑ったの 最後。