詩人:どるとる | [投票][編集] |
むやみな努力と
無意味な頑張りが
なぜかいつも空回り
眠れない夜が続く
窓の外に目をやれば
月の光で かろうじて照らされた道を誰かが背中丸めて歩いている そんな帰り道
寂しさと切なさを
心の秤にかけて
どちらが重いか
確かめても
どちらも同じ
重さだってことに
気づいてため息
ゆらり
ムーンライト
さびしい誰かの帰り道を照らす光となれ
ムーンライト
眠れない誰かの夜にそっとしのびこんで夢だけでも楽しい夢を運びたまえ
輝く月の光のような
まばゆいムーンライト
空回りしてる僕の毎日をそっと照らすような月明かりよ
眠れない夜を
優しいその光で包んで
ラララ…言葉にならない夜
僕にだってあるのさ
だから
ラララ…そんなときは何も言わずに
おだやかな夢に身をまかせて眠るんだ
ムーンライト
少し開けた窓から
差し込む月明かり
優しく 僕を照らす
優しく 君を照らす
ムーンライト
名前も知らない誰かの帰り道 その背中
月明かりが どうか
その人にも優しく届きますように
願うよ祈るよ
夢見るよ 寝言繰り返すよ そして寝返りうって 気づきゃ朝だよ
ムーンライト
カーテンの隙間からそっとしのびこむ夢のごとし
優しく照らすよ
夜風に舞う光の妖精のダンス
綺麗だね
夢の中ならどんな悩みも 忘れられる。