ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 白百合

どるとるの部屋


[2861] 白百合
詩人:どるとる [投票][編集]


かっこつけさせてよ
たまには僕にも
特別なことなど
何もできないけれど
大好きな人の傍で
いつまでもいつまでもいつまでも
バカな僕でいさせて

街には毎日 悲しいニュースが飛び交ってる
テレビを点ければきりもなく事件が起きてる 事件の起きない日などない

遠い国のことは僕にはわからないけど
せめて僕が生きる
身の回りのことくらいは わかるから
不器用だって
バカみたいだって
さんざんバカにされても あなただけはわかってくれるから
ビードロのように
壊れやすい僕のこのロンリーハート
あなたのその両手で優しく 包み込んで

あなただけが僕の全て
これからもいつまでも
永遠を描くように
僕はあなたと死ぬまで ずっと一緒にいたい
そんなふうに思うんだよ

汚れのない白い
百合のようなあなたの心の前じゃ どんな嘘でさえも 通用しない
だから僕はいつだって
ひとりぼっちで風に吹かれていたい
かっこつけたい時もあるんだよ
かっこよくなんてないのは僕が一番わかってるけど
あなたの前じゃ見栄っ張りになっちまうんだ 不思議だね

強がりも 安いプライドも 全部 さらけ出して あなたがそう言うのなら

あなたはこの世界で僕がはじめて出会った女の人
優しくて かわいくてあたたかくて
あなたに出会えてよかった これからもどうかよろしくね

わがままな僕だけど
ラララ… あなたを死ぬまで愛してみせるから

それだけは信じてよ

あなたの前じゃ
嘘はつけない
どんな嘘も
あなたの白さに
すぐにバレて
あとはみっともねえ涙になるだけ
そしてその涙はやがて あなたが笑顔に変えてくれるだけ

白百合咲く部屋の中
幸せはどこにある?
ここにあるよ

旅人よ帰っておいで
もう愛を見つけた
ここにあるよ。

2011/05/22 (Sun)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -