ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 地平線バックパッカー

どるとるの部屋


[2871] 地平線バックパッカー
詩人:どるとる [投票][編集]


たったひとつの答えを導き出すために
いくつもの試行錯誤の果てに希望を抱いている
赤道をこえて
海峡をこえて
野山をこえて
たどり着いた朝に
飲み干す珈琲はエスプレッソ

地平線を目指す具合に終わらない旅は続く

バックパッカーを気取って 日々四苦八苦して
命燃え尽きるまでのおよそ百年間の中を駆け巡る

僕は地平線バックパッカー

吐き気がするほどの灼熱の砂漠も
どこまでも広がる津軽海峡の荒波も
同じように 僕の人生とリンクしてるよ

僕は地平線バックパッカー
誰もが地平線バックパッカー

わずかな賃金を餌に
今日も命をすり減らし残り時間に慌ててるよ

たったひとつの答えを導き出すために。

2011/05/24 (Tue)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -