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どるとるの部屋


[2942] 照る照る坊主
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しいことがあった日は 気がすむまで泣くしかないんだよ
雨が止むようにそのうち 涙も止まるからそれまで 泣こうね

誰にだって失敗や 過ち犯すことがあるから そんなにしょげないで 自分を責めないで 歩いて行こう

一度や二度の失敗じゃなくても 人間なんて そんなもの
開き直りも時には肝心なのさ
そんなに落ち込んでいても仕方ないよ
泣きやんだなら
笑うのもまた強さだよ

遠い昔の土曜日遠足の前日照る照る坊主 窓に吊したのに その日はあいにく雨だったよね
そうさ 現実なんてそううまくいくもんじゃないよ そんなに自信なさげに 生きるのもどうかなとは思うけど自信たっぷりでいつも生きれるのもなんだかおかしいから 泣くときは泣くとしてさ 泣くだけ泣いたらまた おひさまのように雨雲から顔を出すように 晴れた空の下に出て 笑おうよ

悲しいことがあった日は…

照る照る坊主よりも
大人になった今じゃ
ハンカチの用意をしたほうがいいかもね

雨が降るときは降る
天気予報がはずれるときにははずれる
そうさ 想像なんてあてにならない
だからこそ僕らは
晴れても 傘の準備を怠らないしどんな日も笑ってなんかいられないのさ
人生ってそういうもの
晴れててもまたすぐに心は雨降りになるから 信じてるのは照る照る坊主や天気予報でもなく 泣きやんだら笑える自分自身の強さだから

照る照る坊主吊すなら心に 勇気という照る照る坊主 吊すよ

悲しいことなんて のどもと過ぎれば熱さ忘れるように また笑えるから

大丈夫 大丈夫
歩いて行こう。

2011/06/11 (Sat)

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