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どるとるの部屋


[2948] 愛してるが言えなくて
詩人:どるとる [投票][編集]


いつか ここに生まれたひとつの命がある
ある時、名前をつけられて いっぱしの大人として歩き出した頃
少しはまともな人間になれたとき
常識ってものをひたすら疑っていた 僕の瞳に映った汚れのない天使

どうして人は生きていくんだろう?
それはそれぞれ違うかもしれないけど
僕はあなたをその意味にできるなら
明日から生きていける気がするんだ

愛してるってどんなふうに 言ったらいいのかな
迷っていたんだ

簡単なことなはずなのに 愛してるが言えなくて
いつも口から出るのは くだらない世間話ばかりさ

灯台の光 見失わないように 僕は天使に囁きかけた

愛してるが言えないんだ

あなたは言った
もう言ってるじゃない

僕は付け加えるように言ったんだ

あなたにだよ。

2011/06/11 (Sat)

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