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どるとるの部屋


[296] 君へ
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


好きな気持ちがこんなにもあふれている
僕の心は今平熱だけれど気持ちだけはマグマのように熱い

こんな気持ち
人に話せばすぐにくだらないとまるでどうでもいいかのように打ち落とされてしまうから
傷つこうと僕は君にこの素直な気持ちそのまま話すしかないでしょうか

好きで好きでたまらないこんな気持ちをただ言葉という形のない思いに変えて伝えるよ 君への愛を
どこまでわかってくれるかな 君の優しさは痛いほどわかってるから断ろうとも傷つけまいとするその微妙な気持ちの中でくだす決断はいかなるものか
僕もわからない

でもただ好きで
こんなに好きで
言葉になんか本当はならないくらい好きで好きで
そんな気持ちをただ伝えたくて
でも言えなくて
そんなたくさんの迷いに揺れ動く心を自ら止めて君へ伝えるよ
今、持てるすべての勇気を振り絞って
君へ 僕は 君へ
伝えるんだ
僕は君を
愛してる、と

泡沫のように言葉にした途端消えていくとしても僕はきっと伝えるだろう
本当の気持ち

せとものなんかよりもずっと壊れやすい恋心
想像から解き放たれてやがて声となり言葉になる
僕はそんな気持ちの弓の放ち手
思いよ まっすぐに届け君の心に

どんな壁も
どんな闇も
こえて こえて
君へと間違いなく
伝われ 伝われ
この小さな小さな
心の葛藤や
抱いてきた細かな
挫折や邪な気持ちさえしまわないで全部
君にわかってもらうように全部 届け

僕のすべて愛してもらえるように
今 僕は放つ

世界一まぶしく見える君へ
ほんのささやかな愛のうたにのせまして伝えるよ 今。

2009/10/14 (Wed)

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