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どるとるの部屋


[3024] お母さんの唄
詩人:どるとる [投票][編集]


お腹を痛めて 僕を生んでくれてありがとう
大したことはできないけど いつも感謝してるよ
僕がここにいられるのはあなたのおかげだね
時々わがまま言ったり 生まれたことを間違いだと勘違いする日もあるけど 時折見せるあたたかな優しさに触れて僕は気づくんだ

お母さん 僕はやっぱり生まれてこれて良かったよ
生きることはただ普通の毎日を送るだけで様々な苦労があって 悲しいこともあるけど 一つ一つ乗り越えた先に幸せがあるとあなたは僕に教えてくれた
そんなお母さんが僕は好きなんだ

いつも弁当ありがとう
時々 涙を流しながら食べてる
こんな馬鹿な僕に
優しさをくれて
ありがとう
いろんなありがとうがあるけど いつももらってばかりで この感謝のお返しをしたことはないね

でもね

何もできなくてもあなたは 私の世界でただひとりの子供だということ これだけは忘れないで 何があっても変わらないから
悲しかったら 悲しいとちゃんと言うのよ
1日に何か嬉しいことがあったら私にも聞かせてね
いつでもあなたは僕のこと考えてくれているんだね
言葉が今は見つからないけれど 僕はいつも思ってるよ
あなたがお母さんで良かったって
単純だけど言葉にしてみるよ ありがとう
言葉にした瞬間
あなたに泣きながら抱きしめられる僕がいたよ

ああ 僕にとっても
この世界でたったひとりのお母さんだから
大切にしたい

せめて長生きしてね
いつかは お別れする それが運命だけど
せめて 1日でも長生きして 僕に世話をかけさせてね 世話をかけたぶん 僕はあなたに精一杯の愛を持って向き合うから
お互い歳をとっても
お母さんと呼ばせて
あなたの子供でいさせて 僕の名前を忘れないで いつまでもいつまでも変わらない優しさで僕を包み込んで

いつかぬくもり消えても特別な物は何もないけどあなたと過ごした大切な時間がここにある。

2011/06/26 (Sun)

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