詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
「今この時」をみなさんはどんなことをして過ごしてるんだろうか
たとえばこの長い夜を
どんなことして過ごしてても今この時は誰にでも平等なはずだから今生きてる人に与えられた権利だから存分に生きるがいい
時々その権利を放棄したくなる
まれじゃないんだ
このごろ生きてるのになんだかね妙な浮遊感と孤独感にさいなまれてる
「地に足がつかない」てこのことかな
今この時をどう過ごすかで未来が決まるなら
この長いような短い夜を生きるすべての人にいえる
どう過ごしてもその人の自由だ
だけど今この時はもう二度と戻らない
それをわかってて寝転がって孤独感や浮遊感に浸るのもまた一興だろう
叱る権利は誰にも無い
それがその人の選んだ正しき道なのならば
光はいずれその道の果てに見えよう
またたく星のようなただ漠然としたまぶしさを感ずるこの未来へのささやかな予定表がいつか間違いだと気づいても
それとは違う何かできっと僕なら笑えるから
そんな底なしの愚かさと楽天的な気持ちでさ人生は乗り越えたらいい
今この時も一秒後も数時間後も変わらないさ
おなじ気持ちで過ごしきればいい
君にとっての今この時は
僕にとっての今この時だ
だから誰のものでもない
思うように
それぞれの
今この時を
大事だと思う
何かに使えばいい
時の砂時計が落ちきるまで
その人のものだよ
落ち続けてく砂粒のひとつひとつまで堪能すればいい
今この時を輝かせるため
今この時を腐らせぬため
今この時にいつも全神経を集めてる
時々は笑って
時々は泣いて
今を自分なりに
生きている
答などない
それでいいんだ
解答用紙みたいに
掲げらればらまかれたビラを破り捨てて僕は僕の描いた地図を頼りにみんなとは違うルートで今この時を駆け抜けていく
各々が今日も各々の孤独を背に空の下
生きる。