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どるとるの部屋


[3071] マテンロウ
詩人:どるとる [投票][編集]


その場その場で状況に応じて色を変えて
愛想やお世辞を振りまく大人になんて
なりたくもないよ
見てるだけで吐き気がするよ
社会にいながら僕はいまだ自由を叫ぶ

迷って悩んで
泣いて笑って
あがいてもがいて
媚びを売って
風に吹かれて
答えを探すように
宛もない旅人を
気取って
円陣組んで
何事か叫んで
行くぞって決めたら
後先も考えずに
突っ走る誰かの
背中をまた見送って
また泣いて笑う

うねる不安の渦
くるくると回り続ける
マテンロウのような
どこまでも 続く迷路
出口は見えない
そんな暗闇の中で
僕は自由を叫ぶ

ギター一本で夜を飾り
朝を彩る

そんな唄をもしもあの日 知っていたならもう少し優しくなれた気がする。

2011/07/14 (Thu)

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