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どるとるの部屋


[3163] 誰かのために 自分のために
詩人:どるとる [投票][編集]


『頑張ったね』って誰かに言われなくても
自分で自分に言っちゃえばいいさ

他人(ひと)の頑張りなんて
えてして自分にしかわからないものさ
他人に同情求めたって むなしくなるだけ

頑張ったっていう確かな手応えはあったけど 結果には結びつかなかった
それでも自分には
頑張った勝負だから
結果より大切なもの知っている

結果だけが全てなら
いろんなもの成し遂げられずあきらめてきた僕は無駄ですか?
不器用で愚かで
下手をすれば
人をも殺められる力を持っている僕らは

この両手はきっと誰かに手を貸すためにあり
この両足はきっと力尽きた誰かを支えるためにある
そしてこの目はすぐそこにいる誰かの悲しみに気づくためにある
そしてこの口は汚い言葉を吐き出すためじゃなくへたくそでも誰かを応援し慰めるためにある

人に情けをかければかけるほど むなしくなるような世界だけど そんな冷たい人ばかりじゃないから
捨てたもんじゃない
この世界 今日も回る

小さなことからはじめよう
誰かのために 自分のために

誰かのために 頑張れる人なら
自分のためにならもっと頑張れる

今できることはきっと 自分の背中を自分で押すことだ

自分の背中を押すことは難しいけど
誰かに言った大丈夫だの一言を自分にもかけてやれ

その両手は傷ついた自分を抱きしめるためにもあり
その両足は何度転んだって何度も何度も立ち上がり前に進むためにあり
その目は無理をしてる自分を鏡越しに見て自分を戒めるためにあり
その口は自分を励ますためにあり その耳は 自分のため息を聞き逃さず休むタイミングをはかるためにある

誰かのために頑張れるなら 自分のためにも頑張れ

でも無理をしてまで頑張ることはないから
ゆっくりゆっくり
誰かのために 自分のために頑張れ

人生のゴールは幸いまだまだ先だ
若さを言い訳に歩きましょう。

2011/08/15 (Mon)

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