詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
生きることが時々 どうしようもなく 悲しいことに思えて仕方なくなるのさ
ふと気づくといつも
ひとり黄昏て くだらないことでまた 泣いている僕がいる
時として僕らは嘘をつき 人を傷つけるけど 本当は誰もが心の奥にあたたかい血の通った優しさを秘めているんだ
どんなに悲しくても
負けないから
さびしさには勝てないけれど 切なささえ抱きしめて
歩いていく覚悟を持っているから
時間はかかっても
いつか笑えるように
この雨がやむように
僕は願っている
人の中へと今日も誰もが帰って行く
ひとりでも大勢でも
人は人と交わらずに生きることはできない
空が夕暮れのあかね色に染まって どこか切なげに見えたら
きっと海岸の
波が引いてゆくように 街の人の足も途絶え静寂に落ちるよ
人に自慢できるようなものなんて何ひとつないし 誇りだってないけど それがどうしたんだ 僕には夢がある 明日がある
最初はグーから 始めよう 何度だってあいこでしょ 勝てる気がしない勝負でさえやらなきゃ勝敗は見えない
だから何度だって挑んでゆく 傷ついたって転んだってその傷の一つ一つが頑張った証だから
馬鹿がつくほど
ぶつかって もがいてあがいて 泣いて
何もない砂漠に咲いた 一輪の花に希望を託し つよくつよく笑うんだ。