ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 独りのうた

どるとるの部屋


[3165] 独りのうた
詩人:どるとる [投票][編集]


時々生きてることがどうしようもなく悲しいことに思えて仕方なくなるのさ

僕より不幸な人なんてこの世界には腐るほどいるのに 贅沢だけど みなまで言うな

時には愚痴を言わせてよ
時には文句を言わせてよ
僕にだって言い分はある
言い訳かもしれないけど
涙々の物語があるんだよ

時代はそりゃもういくつも流れ 時代は今や平成です
ああ 何が悲しいんだろう
ああ何が僕を悲しませてるんだろう
わからない
わからないから悲しいんだ

雨に降られ 風に吹かれ 黄昏ては 気づくといつも僕の胸を突き刺す切なさがいらないことを教えるよ
おまえは孤独だ
そんなのわかってる

独りふら ふらり
独りふら ふらり
長旅だからのんびり
でも寂しさは隠せない だから
涙ぽろ ぽろり
涙ぽろ ぽろり

雨上がり しだいに受け入れていたこのさみしさ なぜだかわからないけど 悲しすぎると人は笑うんだね
独りのうたを口ずさむ夜 寒い夜 寒い夜
心まで 寒い夜。

2011/08/15 (Mon)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -